紳士服飾大辞典−ア(DICTIONARY_a_OONISHI)
インデックス


アイ・エ−・シ−・ディ(IACD)
インタ−ナショナル・アソシエ−ション・・オブ・クロ−ジング・デザイナ−ズ(International Associations of Clothing Designers)の略称、国際衣服デザイナ−協会のことで、アメリカを中心とした既製服メ−カ−の所属デザイナ−達によって構成されている。


アイ・ダブル・エス(IWS)
「国際羊毛事務局」の略称。1937年創立。本部はロンドンに置かれ、日本など世界30数ヶ国に支部がある。ウ−ルの品質を保証する「ウ−ル・マ−ク」はIWSの活動の一環である。


アイテム(item)
「個条・種目」などの意味で、ファッション用語として使う場合は特定の衣服の種類、またこれ以上細分化する必要のない最小品目について言う。


アイビ−(Ivy)
アイビ−・リ−グ・モデルの略称、またアイビ−調といった意味で広く使われる。


アイビ−・シャツ(Ivy shirt) 画像(photo)
アイビ−調の服装によく使われるシャツ。襟はロング・ポイントボタン・ダウン・カラ−。前合わせはフロント・パネル・バックで衿の中央にボタンが付いている。スリムな仕立てでバックのセンタ−・プリ−ツはボックスプリ−ツになっている場合が多い。生地はオックスフォ−ド・クロスを主に使う。


アイビ・スラックス(Ivy slaks)
アイビ−調のルックスに見られるスラックスの総称。多くはパイプド・ステム、ストレ−ト・ハンギングと呼ばれる直線的なシルエットを持つ。本格的なものは尻ポケットに角型のフラップ・アンド・ボタン・ダウン・ポケットバック・ストラップが付き、前はプリ−ツなしのプレ−なスタイルとなる。


アイビ・ホ−ルド(Ivy fold)
ポケッチ−フの飾りかたの一種。折りたたまずに、全体にふわっとした感じで角をさし込む。無造作で曲線的な味が特徴。特にアイビ−ルックに限った飾りかたではなく、イギリスやヨ−ロッパでも古くから行われでいる。別名パッフド・スタイルとも呼ばれている。


アイビ−・リ−グ・モデル(Ivy league model)
アイビ−・リ−グとはアメリカ東部の有名8大学(エ−ル、ブラウン、コロンビア、コ−ネル、ダ−トマス、ペンシルベニア、プリンストン)で結成されているアメリカン・フットボ−ル・リ−グのこと。これらの大学の学生や卒業生はアイビ−・リ−ガ−と呼ばれ、アメリカ社会のエリ−トを占めている。本来はアイビ−・リ−ガ−達好んで着ていた背広型であったが1955年IACDが流行スタイルとして発表した当時から、アメリカで大流行した背広型のひとつになった。日本でも1960年頃から人気を集め、「アイビ−族」まで結成された。 このモデルの特徴は肩線がナチュラル・ショルダ−、シルエットがずん胴型、ボタン感覚が広い3ボタン、上2個掛け、ラベル幅は狭く前ダ−ツなしで、全体に5mm位のステッチがかけられている。スラックスは前プリ−ツなしのパイプド・ステム型タ−ンナップが付き、後ろにバック・ストラップが付いている場合もある。全体に細長くストレ−トなラインが特徴。


アイリッシュ・ツイ−ド(Irish tweed)
アイルランドを原産とするツイ−ドの総称。ハリス・ツイ−ドなどが有名である。


アイレット(eyelet)
鳩目のこと。金具で縁を飾った靴紐を通す穴やベルト穴のこと。また、それに付ける輪状の金具のことも意味する。


アイレット・カラ−(eyelet collar)
アイレットは「鳩目」の意味。ピンホ−ル・カラ−の別名。


アウタ−・ウエア−(outer wear)
一番外側に着られる衣服の総称。またアウタ−・セイタ−のように本来内側に着られたものが、デザイン・素材の変化により外側にも着られるようになったものもいう。対して内側に着られる衣服を「インナ−・ウエア−」下着を「アンダ−・ウエア−」と呼んでいる。


アウタ−・カラ−・ルック(outer collar look)
シャシの衿をジャケットなどの上に出して着る着こなしのテクニック。ヨ−ロッパ調の雰囲気が強いものである。


アウタ−・コ−ト(outer coat)
コ−トと同じ意味だが、特に外側に着る事を強調して使う。コ−トにはジャケットの意味が含まれる所から、こうした用語が生まれた。


アウタ−・ベルト(outer belt)
衣服の上から、装飾を目的として付けられるベルトの総称。ごくプレ−ンな物から、金属飾りやビ−ズ飾りなどをアクセントとした豪華なス−パ−・ワイド・ベルトまでデザインの変化と種類が多い。


アウト・ポケット(out pocket)
セットイン・ポケットに対して、はりつけポケットのこと。パッチ・ポケットともをいう。インナ−・ポケット(内ポケット)に対して、外側につられるポケットの総称としてもつかわれる。


ア−ガイル(argyle)
一般にダイヤ柄と呼ばれている菱形のチェックのこと。スポ−ティな厚手素材の靴下やセ−タ−によくつかわれている。


アクション・プリ−ツ(action pleat)
ノ−ホ−ク型のジャケットやジャンパ−、ユニフォ−ムのジャケットによく見られる。動作を楽にするために、袖の後ろの部分や、背中の中央に取られた機能的なプリ−ツ(ヒダ)のことである。


アクセサリ−(accessory)
背広を着るために必要な付属品の総称。帽子、マフラ−、スカ−フ、ネクタイ、ハンカチ−フ、シャツ、ジュエリ−、ベルト、靴下、靴などのほか、メガネ、時計までも含めていう。この言葉は主にイギリスで使われ、アメリカではファ−ニシングという場合がある。


アクセント・カラ−(accent color)
全体のルックスに変化を出し、新鮮な効果を生み出すために使われる強調色のこと。ダ−ク・ス−ツポケットッチ−フに黄や赤などをあしらうこともこれの効果的な配色方法である。


アクティブ・スポ−ツ・ウエア−(acive sports wear)
俗に運道具と呼ばれるものの総称。ファッションとして用いる場合は、実際のスポ−ツに使われる衣料をそのまま街や郊外で着こなすことに意味がある。一般人のスポ−ツ・ウエア−、ゴルフ・ウエア−、アメリカン・フットボ−ルのユニホ−ムなどがその代表的なものとなっている。


アコ−ディオン・プリ−ツ(accordion pleat)
アコ−ディオンの蛇腹に見られるような、折りたたみのヒダ。スボ−ティなシャツやジャケットのポケット、スカ−トなどにみられる。


アコ−ディオン・ポケット(accordion pocket)
楽器のアコ−ディオンの胴に見られるような「たたみヒダ」を付けたポケットのこと。このヒダをアコ−ディオン・プリ−ツと呼ぶ。カ−ゴ・パンツなどのポケットに見られる、大きくて機能的なものである。


アシンメトリック(asymmetrc)
不均衡の、不釣り合いの、といった意味でファッション用語としては左右対称でないデザインに使う。「ワン・サイド」、「オフ・バランス」ともいう。たとえばボタンの開きの位置を脇に取ったシャツなどに用いる。


アジャスト・タブ(adjust tab)
調節用の持ち出し。ベルトレス・スラックスジャンパ−の裾などによく付けられサイズの調節と装飾を兼ねたものが多い。


アスコット(ascot)
アスコットとはイングランド、アスコット・ヒ−スの王室所有競馬場の名称。この場所で貴族たちがモ−ニングに幅広のネクタイを付けた事が、アスコット・タイの名称の始まりになった。礼装用のネクタイとして使用される。また同型でさまざまの色柄を使ったものは、カジュアルなアクセサリ−として「アスコット・スカ−フ」の名前で呼ばれる。しかし日本ではアスコット・タイとアスコット・スカ−フの名称の使い方が混同されている。


アスコット・シャツ(ascotshirt)
アスコット・タイが最初から組み合わされたシャツ。多くはトラディショナル・ルックの重要な部分を占めている。


ア−ス・シュ−ズ(earthshoes)
ソ−ルが普通の靴にくらべて逆、つまりかかとが低くつま先が高くなっているのが最大の特徴ある。これをはくと背骨が伸び、身体の具合がよくなることから「健康靴」の別称もある。もともとスウェ−デンのアン・カルソ−女史が創り出したものである。


アストラカン(astrakhan)
巻き毛状の毛玉をもった表面の、厚手の織物またはニットのこと。もとはソ連のアストラカン地方で産出する羊の毛皮のことであった。現在ではこれに似たものを含めて総称している。主に防寒用のコ−ト地として使われている。


アスレティック・シャツ(athletic shirt)
下着の一種でランニング・シャツのこと。クラシックなイギリス型のものは型の部分が広く衿がつまっている。逆にファッション下着と呼ばれるものは細い紐状になり、ネック・ラインも深くえぐられたものが多い。一年を通じて用いられる、代表的な男の下着である。


アスレティック・スポ−ツ・ルック(athletic sports look)
アスレティック・スポ−ツ(運動競技)用の服装をアレンジ、またはそのまま採り入れたファッションのこと。特にゴルフ、サッカ−、パトミントン、テニスなどのそれをいうことが多い。


アセテ−ト(acetate)
半合成繊維の一種。パルプを主原料にしたもので美しく、しなやかなところから「美の繊維」ともよばれる。半合成繊維(再生繊維を薬品加工したもの)は、このほかにトリアセテ−ト、プロミックスがある。


アタッチド・カラ−(attached collar)
礼装用のフォ−マル・シャツに使われる、身頃から取り外しの出来るカラ−。


アダルト(adult)
「成人した」「大人の」「成長した」などの意味。


ア−チド・カラ−(arched collar)
衿が比較的堅めに仕上げられ、その開きがア−チ型をしたシャツのカラ−。


アッシ(厚司)
アイヌ独特の民族衣装。または大阪特産の丈夫な厚手綿布のこと。刺し子と並んで日本的な味の濃い素材である。


アップホルスタリ−(up-holstery material)
アップホルスタリ−とは「室内装飾品」のこと。ベッド・カバ−、椅子カバ−、カ−テン地、ソファ−地などをマテリアル(衣料素材)として使う場合に用いる。インテリア素材とよばれることもある。


アドミラルティ・クロス(admiralty cloth
アメリカ海軍用として使われるメルトン地アドミラルティは「海軍本部」の意味である。


アニマル・パタ−ン(animal pattern)
動物模様のこと。動物の毛皮に見られる独特の模様をイミテ−ション・ファ−やその他の素材にあしらって表現する。代表的なものにヒョウ、トラ、ピュ−マ等があげられる。図案的なズ−・パタ−ンとは名称が似ているが、まったく異なる柄である。


アニマル・ファイバ−(animal fiber)
動物繊維。羊毛、山羊毛、モヘアなどの獣毛繊維と絹繊維など動物から作られる繊維の総称である。


アノラック(anorak)
フ−ド付きにした防風衣の総称。登山、スキ−、ヨットなどのスボ−ツ用衣料として広く用いられる 。


アパッシュ(apache)
スカ−フに似たネッカチ−フの一種。多くはネクタイのような結び方をして首に直接巻き付ける 。もともとの意味フランス語で「都会の与太者」のことである。1965年頃、パリのモンマルトル周辺の「アパッシュ」たちの服装から流行したものである。


アバディ−ン・ソックス(Aberdeen socks)
スコットランドで作られたスポ−ツ・ウエア−向きの靴下の一種。無地またはミクスチェアのものが多く、ごく太い糸で編まれている。ちなみにアバディ−ンとはスコットランド東部の州であり、その首都である。


アパレル(apparel)
衣服(ウエア−)の古語。雅語。服装、装いを広く意味する言葉だが、最近では「服飾産業」の名前に変って「アパレル産業」「アパレル企業」というように使われることが多い。似たような言葉にガ−メントがあげられる。


アフガン・コ−ト(Afghan coat)
アフガニスタンの民族衣装の一種。毛足の長い粗いタッチの毛皮と、黄、赤、青などのカラフルなアフガン模様を特徴としたロング・コ−ト。毛皮は裏地に張られ表にまであしらわれている。洒落た防寒コ−トとしては最適だが、独特の臭いが気になる。同じデザインで「アフガン・ベスト」もある。「アフガニスタン・コ−ト」とも呼ばれる。


アブストラクト・パタ−ン(abstract pattern)
抽象的な発想でデザインされたバタ−ン(柄)の総称。


アフタ−・シックス(after six)
午後六時以降に着る礼装の総称。タキシ−ド、イブニング・コ−トなどの他、ドレッシ−な服装全般を含めて呼ばれる。


アフリカン・プリント(African print)
アフリカ原住民の衣装に見られるエキゾチックな色柄をプリントした生地、またその模様。スポ−ツ・ウエア−によく使われる。この柄は「アフロ・パタ−ン」とも呼ばれる。


ア−ベン(urbane)
郊外サバ−バン、田舎ロ−カルに対峙する言葉で「都会的」「洗練された」「上品な」と言う意味。


アポロ・キャップ(apollo cap)
フェルトで出来たひさしの長い丸帽。主として赤を用い、ひさしに黄色いレタリングがほどこされる。アボロ宇宙船基地の従業員たちが用いたことから流行したもの。


あまぶたかくし(雨蓋隠し)
フラッブ・ポケットのこと。雨蓋(フラップ)の付いた隠し(ポケット)の意。外来の服飾用語を日本語に直した言葉のなかでも秀逸なものである。


ア−ミ・ルック(army look)
ア−ミ−とは「陸軍の意味」軍隊の放出品、またはそれに似せて作った服で構成される形態をさす。ウォー・ルック


ア−ムサイ(armscye)
袖付け、袖ぐりの意味でア−ムホ−ルの古い呼称である。サイス草刈り鎌に形が似ているところからこの名んがある。高低によって袖のフィット感が変化する大切な部分である。


ア−ム・ホ−ル(arm hole)
「袖ぐり」のこと。身頃にある袖を付けるための部分とその寸法をいう。


アムンゼン(Amundsen)
梨地織(表面にちりめんのようなシボリを特徴とする織り方)の生地のひとつ。ハンカチ−フなどに用いられるほか、ス−ツ素材としても使われる。


アメリカン・カジュアル(American casual)
アメリカ調のカジュアル・ルックの総称。たとえばアイビ・スタイルに見られる。明るく解放的なカジュアル・ウエア−をさす。


アメリカン・トラディッショナル(Ameican traditional)
アメリカ東部で培われた伝統的な服装の総称。トラディッショナル・ルック、また単にトラッドの名前でも呼ばれる。


アメリカン・ナチュラル(American natural)
IACDが1950年に発表した背広の型。肩がナチュラル・ショルダ−シングル・ブレスレットで2個、または3個ボタン、全体にスリムなシルエットが特徴。'50年代、'60年代のアメリカと日本の背広に大きな影響を与えた。


アメリカン・ノスタルジア(American nostalgia)
古くは'20年から'30年代のハリウッド映画、その後は50年から60年代のヤングマン・ルックまで、アメリカにおける郷愁を感じさせるものの総称。服装に限らず、風俗全般を意味する事が多い。


アラスカン・コ−ト(Alaskan coat)
アラスカン・シ−ルスキン(アラスカ産のオットセイの毛皮)で作られたコ−トのこと。また、その毛皮に似た生地、たとえばまだら模様のダ−ク・ブラウンのベルベットなどで作られたものも、この名称で呼ぶ。以上は本格的なアラスカン・コ−トだが、一般的には部分部分にファ−(毛皮)をあしらった防寒用コ−トを意味することが多い。「ファ−・トリミング・フ−ド」毛皮が付けられたフ−ド、などがある。


アラン・セ−タ−(Aran sweater)
アイルランドの西にあるアラン島原産のフィッシャ−マンズ・セ−タ−の一種。漁夫の防水防寒のために脱脂しない素朴な糸を使い、それぞれの家をあらわす柄を手織りで編み込む。一般的になったフィッシャマンズ・セ−タ−の原形である。これらの地方で織られたセ−タ−を俗にアイリッシュ・セ−タ−と呼ぶ。


ア−リ−・アメリカン(early American)
初期アメリカンの開拓時代における風俗、建築様式、流行などを言う。質実剛健の気風が特徴でファッショにおいては素朴な農民服や昔風のウエスタン・ルックがイメ−ジされる。


アルスタ−・コ−ト(ulster coat)
トレンチ・コ−トの原形ともされたダブル・ブレステッドでベルト付きとした丈の長いコ−ト。本格的なそれは「アルスタ−」と呼ばれる厚手のコ−ト地が使われる。このコ−トの襟型を、「アルスタ−・カラ−」といい、他にも多く使われている。


アルスタ−・レット(ulster let)
アルスタ−・コ−トまがいのコ−トの意味。アルスタ−・コ−トをやや簡便にし、軽快感を強調したものである。前合せは深いダブル・ブレステッド、衿はアルスタ−・カラ−と同じだが、バック・ベルトが付くのと、丈が多少短いという違いがみられる。「アメリカン・トレンチ」の別称もある。


ア−ル・デコ(art deco)
1920年代に起こった芸術様式。ジオメトリック・パタ−ンを中心とした配色、柄を特徴としている。それまでのア−ル・ヌ−ボと性格を異にするものとして注目され、何度もリバイバルしている。


ア−ル・ヌ−ボ(art nouveau)
1890年代から20世紀初めにかけて流行した美術様式のこと。最初、フランス、ベルギ−をと中心に生まれ、主として建築、工芸のデザインに採り入れられた。ファッションに与えた影響も大きい。


アルパカ(alpaca)
南米ペル−産の山羊の一種、アルパカまたはラマ(リャマ)の毛を原料とするすべりのよい薄手生地。高級裏地として多く用いられる。


アロハ・シャツ(aloha shirt)
ハワイを原産地とする派手なプリントのスポ−ツ・シャツ。このプリントは特にハワイアン・プリントと呼ばれている。衿はオ−プン・カラ−、裾はスクエア−・カット(フロント)でハワイでは昼夜の別なく着られる一種の万能ウエア−とされている。見頃をしぼったニュ−・アロハ・シャツもある。


アングルド・ボトム(angled bottom)
アングルは「角度をつける」こと、スラックスの裾を、アングルして後ろへ斜め下げにしたもの。モ−ニング・コ−トのズボン裾がこの形をしているところから「モ−ニング・カット」の俗称がある。


アンクル・ブ−ツ(ankle boots)
アンクル(くるぶし)までの深さのブ−ツ。


アンクル・レングス(anklle length)
アンクル(くるぶし)までの丈の長さをいう。マキシ・コ−トの丈の長さ位である。


アンクレット(anklet)
靴下の一種で足首までの短いソックスをさす。また足首に飾る輪になったアクセサリ−のことも意味する。


アンゴラ(angora)
アンゴラ山羊やアンゴラうさぎからとれる毛で作られる。それだけでまた混紡してもちいられ、ごく柔らかでなめらかなタッチが特徴の素材である。原産地トルコの首都の名からこの名称がある。


アンコンストラクテッド・ス−ツ(unconstructed suits)
「無構造服」と訳される。アンは否定、打ち消しの意味の接頭語。コンストラクテッドは「組み立てられた」の意味。つまりこれまでの背広の絶対必要条件とされていた裏地、芯地、パットなどを極力省略、またはまったく無視して仕立てられた、ス−ツの名称である。略してアン・ス−ツとも呼ぶ。


アンサンブル(unsemble)
フランス語で「統一、調和、一緒に」などを意味し、調和のとれた組み合わせのスタイルや色柄を総称する。コ−ディネ−トのほうが新しい。


アン・ス−ツ(un suits)
アンコンストラクテッド・ス−ツまたはアンコンストラクチュア−ド・ス−ツの略。つまり「無構造ス−ツ」の端的な呼称で、他にイ−ジ−・ス−ツのいい方もある。


アンダ−・ウエア−(under wear)
下着の総称。アウタ−・ウエア−に対して一番下側に着られる衣料全般をさす。女性用のそれは「ランジェリ−、ファンデ−ション」など多岐にわたるが、男性の場合はathleticshirtアスレティック・シャツ、Tシャツ、ブリ−フなど実用的なものに限られている。


アンダ−・シャツ(under shirt)
下着または肌着用の総称。アスレティック・シャツ、Tシャツ、クレ−プ・シャツなど一般的なものと運動競技用のそれに区別できる。この頃はアウタ−・ウエア−として着る事がひとつのファッションになっている。


アンダ−・ノット(under knot)
ネクタイの結び方の一種。ネクタイを結んだときに、ちょうど結び目の下(アンダ−)に柄がでるようにする。


アンティック・レザ−(antique leather)
アンティックとは「古代の、古代風の」といった意味。特殊な染色剤を使って、特に表面を古代風の独特な柄や色彩やシミを染め出した革の事。ファッションぽい靴などに使われている。


アンテロ−プ(ntelope)
かもしか革。スエ−ド加工してビロ−ド風の光沢と感触をもてせた柔らかな革で、ベルトや靴などのほか多くの用途がある。


アンノンぞく(アンノン族)
若い女性向けのファッション雑誌「アンアン」と「ノンノ」に強く影響を受けたかのように見受けられる女の子たちに、マスコミが与えた俗称。


アンマッチド・ス−ツ(un-matchdsuit)
必ずしもジャケット、スラックス、またはベストが共地、共柄で構成されないス−ツをさす言葉。ミックスド・アンサンブルということもある。


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