オイスター・ホワイト(oyster white) 牡蠣(かき)の貝殻に似た白色。オフ・ホワイトと同じ
オイルスキン(oilskin) 油布で出来たレインコート。単に油布、防水布も意味する。
オウニング・ストライプ(owning stri-pe) 「日よけ縞」のこと。商店の日よけカバー、ビーチパラソルに見られるような鮮やかな色のごく太い縞柄。リゾート・エウアなどによく使われる
オウン・ブランド(own brand) ブランドとは、特定の商品につけられた「商標」のことである。これは、デパート、専門店などの小売業者が独自に持つブランドを意味する。"ストア・ブランド"ともいう。メーカー・ブランドに対比する用語。
オーガンジー(organdie) 細い番手(糸の太さを表示する方式のひとつ)の木綿糸、ナイロン糸などで織られた平織り地やや堅く張りがあって、半透明の感じのごく薄地になっている。メンズ素材としてはシースル・ルックのシャツなどに用いられる。
オストリッチ・レザー(ostrich leathe-r) ダチョウの皮のこと。羽根跡が丸く突き出し、特別な感覚がある。靴、鞄、札入れなどに用いる。羽はオストリッチ・フェザーといい、染色などをされて婦人のケープまたは舞台衣装に用いられる。
オーセンティック(authentic) 「真正の、本物の」といった意味で、変化したもの、まぶしいものなどに対して使われる。オーセンティック・アイビーなど。
オックスフォ−ド(oxford) ブロ−ドクロスよりも目の荒い平織りシャツ地のこと。正しくは「オックスホ−ド・シャ−ティング」と言う。もともとは黒っぽい霜降り縞のフラノをさして呼び、霜降りフラノ地を「ケンブリッジ・シャ−ティング」というのに使われていた。また黒ずんだグレ−(オックスフォ−ド・グレ−)の略称である。
オックスフォード・シューズ(oxford shoes) はき口が紐溜めになった短靴の総称。
オックスフォード・シューズ(oxford bags) スラックスの一種。1920年代に、英国のオックスフォード大学の学生たちが使いはじめたことから流行した。極端に太いシルエット、ちょうど、バックのような形であることからこの名がつけられた。股上が深く広いウエスト・バンドが付き、一本あるいは二本のタックをとり、ヒップから裾にかけて太いままシルエット、裾の折り返しは深くつけられているのが特徴。バギー・パンツの原型。
オッター(otter) かわうその毛皮。特にシーオッター(ラッコ)が有名で、非常に美しい光沢があり珍重されている。
オッド・ウエストコート(odd waistco-at) 「替わりチョッキ」のアメリカ的な呼称。オッド・ベスト、ファンシー・ベストに同じ。
オッド・ジャケット(oddjacket) オッドとは「片輪の」「ちんぱの」といった意味。つまりそれひとつでは成り立たない性格をもった上着のことをさしているが、一般にスポーツ・ジャケット、レザーなどを含む替上着の総称。
オッド・ベスト(odd vest) 替わりチョッキの総称。゛ファンシー・ベスト゛ともいう。スリーピース・スーツに見られる共地のベストは゛スーツ・ベスト゛と呼ばれている。柄ものが多くカジュアルな雰囲気が楽しめる効果がある。織物によるベストのほか、ニットでのそれも最近人気がある。
オートチュール(haute-couture) 高級洋装店のこと。特にフランスにおける一流デザイナーの高級注文婦人服を意味する。ポール・ペワレ、キャロ姉妹、マドレーヌ・ヴィオネ、ガブリエル・シャネル、エルザ・スキャバレリなどの'40、'50年代までは、貴族、上流階級を客として栄えたが、現在ではむしろプレタポルテに進出するデザイナーが多く往年の名声はすたれる傾向にある。しかし、春・秋の2シーズンに発表されるコレクションは、世界のモードに大きな影響を与えている。またブティックはそもそもオートクチュールの出店(サロン、ハウス)を意味していたものである。
オートミール(oatmeal) 朝食用としてよく食べるオートミールのような感じの柄、また織りをいう。白黒がごちゃまぜになった、ぼんやりした外観がある。
オーバーオール・ジーンズ(overall je-ans) ジーンズの上部に胸当てを付けたつなぎ服の一種。幅広のサスペンダーが作り付けになり、肩で吊ってはくものである。オリジナルのそれは゛ビブ・オーバーオール゛と呼ばれるが現在ではこの名称のほかにカーペンター・ジーンズ、またはサロペット・ジーンズと呼ぶことのほうが多い。
オーバーコート(overcoat) 防寒用コートの総称。単に"オーバー"ともいう。背広などの上に重ねて着られることからの名称であろう
オーバー・ザ・シート・レングス(over the seat length) ジャケット、またコートの"コート・レングス(ネックラインから裾までの丈の長さ)"についていわれる。シート(尻、ヒップ)が隠れる程度の長さのこと。
オーバー・ストライプ(over stripe) こまかい縞の上に色糸で縞を重ねた縞柄のこと。地のストライプより、重ねるストライプの方の間隔が広くなる。
オーバー・チェック(over check) チェックの上にチェックを重ねた柄のこと。地のチェックが小柄に、上に重ねる格子が大柄になる。グレンチェックにウインドーペーンを重ねるなどのやり方がある。
オーバー・ニーレングス(over knee length) ニー・レングスは「膝丈」のこと。膝丈より長いものを意味する言葉で、コートの場合は膝下丈を、靴下の場合は膝上丈のことになる。
オーバー・パンツ(over pants) スキー・ズボンやニッカーズの上に防寒防風として重ねてはかれるタイプのパンツ。
オーバー・プレイド(over plaid) 越格子のこと。ひとつの柄の上に、さらに大きな格子を配した柄のことで、グレンチェックをペースに、赤の大格子をかけた柄などはその例。
オパールかこう(opal) 特殊な薬品のりで捺染(型紙をあて塗料をすりつけて模様をあらわすこと)し、形のついた部分の糸を溶かして、模様を表現する方法をいう。ドレッシーなシャツにほどこすことが多い
オピュレント・ルック(oppulent look) 「豊かなルックス」を意味する、ニューヨークで生まれた新語。一見して金持ちにみえる服装のことをさし、アーミー・ルックやジーンズ・ルックなど安物のそれとははっきり区別する意味で用いられる。文字どおり高級な毛皮などでのルックスもいうが、それがにせものであっても、とにかく上品で行儀がよく、上級階級に見えるものであれば、こう呼ばれる。
オフィシャル・ウエア(official wear) オフィシャルな場で着られる服装の総称。ビジネス・ウエアからインフォーマル・ウエア、またパーティなど社交的な会合で着られる服装まで含まれるが、自分のために着る個人的な服ではなく、公的な場や相手に合わせた服装のことを広く意味する。
オフ・ボディ・ルック(off body look) 体から離れてゆったりとしたシルエットを"オフ・ボディ"と言う。ルーズ・フィットより新しい感覚の言葉で、特に女性のスモック・ルックなどに使われる。
オフ・ホワイト(off white) 純白ではないがほとんど白に見える色。生成り、ボーン・カラーとも呼ぶように未晒しの状態の白色を総称していう。昨今の自然志向の影響からもてはやされている流行色のひとつといえるだろう。
オ−プン・カラ−(open collar) 衿型の一種で、開かれたものの総称。いわゆる「開襟」のことである。一時の古いイメ−ジはなくなり、シャツ・カラ−型とともにいろいろな場面で使われる 。
オープ・シャツ(open shirt) 衿をオープン・カラーにしたシャツの総称。多くはスポーツ・シャツとして着られるが、クラシック・ルック流行の現在では、スーツの下に着込み、しかもTシャツの衿をのぞかせるやり方が新しいをされている。その他、ファッション的な小道具として盛んに用いられるようになった。
オープン・フロント(open front) シャツやセーターのかぶり式に対して、前を開きボタンやジッパーで留めるようになったデザインの総称。
オリエンタル・パターン(oriental pattern) 東洋的な柄の総称。日本人デザイナーの進出などによって、東洋、特に日本的な柄が世界の注目を浴びている。
オリーブ(olive) オリーブ色。果物のオリーブ色に似て黄味がかかった薄緑色をいう。
オール・イン・ライン(all in line) 4個から8個ボタンのダブル・ブレステッドの上着で、ボタンの配列が垂直で同幅になっているものをいう。
オール・ウエザー・コート(all weather coat) 全天候型のコート。晴雨兼用の機能をもつコートの総称である。"ウエザー・コート"の略称もあるが、明確なスタイルがあるわけではない。主に、コットンや合織生地で作られ、ニー・レングスのスポーティなものである。トレンチ・コートもこのタイプのコートだといえる。
オルタネート・ストライプ(alternate stripe) 交互縞のこと。2種類の異なったストライプが一本おきに交互に出たストライプ。これと同じ感覚の格子柄もあり、これは"オルタネート・チェック"と呼ばれる
オールラウンド(all aroundo) 正確にはオール・アラウンドだが「全般にわたる」の意味である。多くの用とに可能な一着、またある種の服装の全般をあらわす場合に用いる。オールラウンド・ジャケット、オールラウンド・スポーツ・ウエアなどという場合である。
オンズレ・ストライプ(ombre stripe) 一色の濃淡で影のような効果をあらわしたストライプ柄。影縞ともいい、縞の幅は等しくなっている。オンプレはフランス語で「陰をつけた、濃淡をつけた、くすんだ色の」などの意味がある。
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