紳士服飾大辞典−テ(DICTIONARY_te_OONISHI)
インデックス


ディテ−ル(detail)
「細部」の意味。衣服で衿やポケットなど細かい部分のことをさす。ディテ−ル・デザインなどと使う。


デザイナー・クローズ(designer's clothes)
特定のデザイナーがデザインし、またパターン(型紙)を提供しまたネーミングを提携するなどして、その名前が冠せられた衣料品の総称。


デュオス(duos)
デュオは「2重奏、2人組」の意味で。ジャケットとスラックスの2者がよくコーディネートされた別素材で仕立てられてスーツと呼ばれるものをいう。また、2種類の感覚を生み出す目的からジャケットに2本の異なるスラックスを合わせてスーツとする販売テクニックもいう。


テーラー(tailor)
「布地を裁断し、縫い、コート、スーツなどの服を仕立てる人」の定義がなされる。一般に男ものの洋服屋、裁縫師を意味する。テーラードになると「男もの仕立ての」の意味になり、「女もの仕立ての」ドレスメーカード、ドレスメーキングに対する用語となる。


テラコッタ(terra-cotta)
粘土を焼いたような感じの、赤みがかったオレンジ色。赤褐色のこと。テラコッタはイタリアの赤土素焼きを意味する。


テーラード・カラー(tailored collar)
衿型の一種で、背広型の衿を背広以外に用いた場合に呼ばれることが多い。主として女性のドレスなどに使われる。


テーラード・クロージング(tailored clothing)
背広、コート、オッド・ジャケット、トラウザーズなど男の外衣の中でもテーラードな作りをされた服の総称。1960年中頃からアメリカで主に用いられるようになった。「背広型衣料・重衣料」の訳となる。


テーラード・ショルダー(tailored shoulder)
テーラードは、「男もの仕立ての」を意味する言葉。したがって、さまざまな背広の肩線を総称して用いる。日本では、注文服にみられるような肩先が美しく張り、微妙なカーブを描いた肩線のこともこう呼んでいる。


テーラード・スーツ(tailored suit)
「男もの仕立てをしたスーツ」の意。背広の凝った呼び方である。対して、女もの仕立てのことはドレスメーカード dressmakerdという。


テリー・クロス(tarry cloth)
パイル織物の一種で、俗にいう「タオル地」のこと。ビーチ・ウエアーやカジュアルなニット・ウエアに用いる。


テレスコープ(telescope)
テレスコープ(望遠鏡)のレンズ部分に見られるような、平らでふちを丸くくぼませたクラウンを特徴とする帽子のこと。この形を「テレコープ・クラウン」と呼ぶ。


インデックス


(株)大西洋服店