紳士服飾大辞典−コ(DICTIONARY_ko_OONISHI)
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コスチュ−ム(costume)
「服装、服飾、衣装」などの総称。また一定の時間に着られる外衣付属品のひとそろいも意味し、特に演劇や仮想舞踏会、ファッション・ショウなどで着る特定の服も言う。


コ−ディネ−ト(co-dordinate)
もともとの意味は、「同等の、同格の、等位の」である。これから二種以上のものを同一の感覚に統合、調和する意味に転ずる。服飾用語としてはスタイル・色柄・素材などを関連させてバランスをはかり、ひとつのルックスに仕上げることをいう。「カラ−・コ−ディネ−ト、コ−ディネ−ト・ルック」などと多く使われ、すっかり一般化している。


コーデュロイ(corduroy)
畝を特徴とした光沢のある木綿地のこと。一般に「コール天」と呼ばれている。カントリー素材として最適であるし、ジーンズに代わる素材として街着用によく使われている。畝をなくした「リブレス・コーデュロイ」、脱色された「デラベ・コーデュロイ」など変化、種類も多い。特に畝の狭いそれを「ピン・ウエール・コーデュロイ」、広いものを「ワイド・ウエール・コーデュロイ」と呼ぶ。


コ−ト(coat)
ジャケットも含んだ長めのアウタ−・ウエア−の総称。一般にはオ−バ−・コ−ト、レイン・コ−トなどの衣服の一番外側に着られる袖付きのものをさすんが、モ−ニング・コ−トライディング・コ−ト類に属するものもこの名称がつけられていることがある。概して丈の長さでくべつする。


コード(cord)
畦(あぜ)または畝(うね)の意味。同義に「リブ rib」がある。


コート・シャツ(coat shirt)
ボタンなしのオープン・フロントで、コートに似た丈の長いシャツ。着脱が容易なことが特徴。医者の白衣のようなもの。


コート・スーツ(coat suit)
コートとスラックスを共地で仕立てたスーツのこと。


コ−ト・レングス(coat length)
一般には「コ−ト丈」「着丈」のことをいう。ネック・ラインから裾までの全長をさす。長さによってさまざまな呼び方がある。


コンチネンタル・モデル(continentalmodel)
欧州型の背広モデルの総称。大文字でContinentalとつつれば「英国から見た欧州大陸の」という固有名詞になる。ブリティッシュ・モデル以外のフレンチ・コンチネンタル・モデルイタリアン・コンチネンタル・モデルジャーマン・コンチネンタル・モデルで構成されている。アメリカン・トラディショナルがスポーティな雰囲気をかもし出すとすれば、これはドレッシーな雰囲気を持つといえるだろう。


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