紳士服飾大辞典−レ(DICTIONARY_re_OONISHI)
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レイヤード・ルック(layered look)
重ね着をしたルックスの総称。セーターにカーディガンを重ねるなどの形はあったが、長袖シャツの上に半袖のニットウエアを重ねるといった着こなしは新しい。特に新しい感覚の重ね着をいうことが多い。「ニュー・レイヤード・ルック」の用語もある。ツイン・セットも新しいそれのひとつである。


レインコート(raincoat)
雨の降る日に着られるコートの総称。現在では、ことさら雨天だけを対象にしたコートという考え方は少なく、トップ・コートトレンチ・コートがコートのすべての機能を満たしていることが多い。狭く考えるならば、防水加工をほどこしたそれだけをの名称で呼ぶ。スリッカー


レイン・ハット(rain hat)
防雨用帽子。防水加工がほどこされ、六つハギ山としたものが多い。


レギュラ−・カラ−(regular collar)
ごく当たり前のシャツ・カラ−の一種。プレ−ン・カラ−とも呼ぶ。


レザ−(leather)
皮革の総称。特に哺乳動物のそれをいう。その種類には「生皮」「毛皮」「なめし皮」がある。なお「皮」とは動物の生皮、原皮をいい、「革」は皮を変性させた「なめし皮」意味する。現在では、ファ−と並んでファッション性のある素材となっている。


レザー・パッチ(leather patch)
カントリー調のツイード・ジャケットなどの肩やひじ部分に張り付ける革片の総称。


レザー・ボタン(leather button)
皮でくるんだボタンのこと。カントリーなジャケットに多く使われる。ノーフォーク・ジャケットには必ず付けられるボタンである。


レジメンタル・ストライプ(regimental stripe)
レジメンタルは英国の連隊を意味する。隊によって色、柄の使い方が異なる軍旗を使っていたが、これに見られる独特の縞柄をこの名で呼ぶ。「連隊旗縞」というのはこれにちなんでいる。非常に伝統のある柄だが、現在では主にネクタイの柄、特にトラディショナル調のそれの代表としておなじみである。ボタン・ダウンのドレス・シャツにレジメンタル・ストライプのネクタイとくれば典型的なトラッド・マンのVゾーンとなる。


レ−ス(lace)
紐、また、すかし模様のある目の荒い織物のこと。糸を撚り合わせたり組み合わせたりして模様を形成する。機械編みレースと手編みレースの種類がある。シー・スルー・ルック向きとして、シャツなどに仕立てられることがある。


レースアップ(lace-up)
紐結びの総称。靴の紐結びもこの名で呼ばれるし、「レースアップ・フロント」といって、シャツの前開き部分やスラックスの前開き部分を意味することもある。


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