紳士服飾大辞典−ワ(DICTIONARY_wa_OONISHI)
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ワーク・ルック(work look)
作業着など実用的な衣料をファッション的に着こなそうとする流行の事。また、作業着からデザイン・モチーフを得て作られたファッションをいう。ワーク・ジーンズ、オーパーオールなどが代表的なアイテムで、ルーズ・シルエットである事が特徴とされる。ワーキング・ルックともいう。ファティーグ・ルック


ワイシャツ(shirt)
ドレス・シャツの日本的総称。ホワイト・シャツがなまったものである。「Yシャツ」の文字を当てることもある。カッターシャツと呼ぶこともあるが、これはカッター競技のユニホームに起因するという。元をただせばすべて「ドレス・シャツ」の事でになる。


ワイドウエル・ダイヤゴナル(widewale diagonal)
ダイヤゴナルで特に畝の間隔が広いもの。


ワイド・スプレッド(wide spread collar)
シャツの衿型の一種。衿の開きが特に広いもの。この場合のネクタイのノットは大きくなるようにウインザー・ノットで締めることが必要。


ワイド・ハード・ラベル(wide hard lapel)
背広、ジャケットの衿のデザインの一種で、ボールドな感じを強調するため、ワイド・ラベル(幅広の衿)に、かための芯地をいれて、かたい感じに仕上げたものをいう。極端に広くなりすぎた衿が、風でバタバタしないように考案されたものである。


ワイド・ベルト(wide belt)
幅5p以上の幅広のベルトの総称。ジーンズ、アウター・ベルト用に使われる事が多い。なお一般的なベルトの幅は2.5〜3pぐらい。BR>


ワイド・レッグ・モデル(wide leg model)
上から下まで幅広いシルエットのままのスラックスの総称。フレアーしないで、直線的なところに特徴がある。


ワーク・ジーンズ(work jeans)
仕事用ののジーンズ、というよりブルー・インディゴのそれを言うニュアンスが近い。ファッション・ジーンズに対する言い方で、本来作業着であったジーンズを強調してあらわす言葉。


ワーク・ブーツ(work boots)
作業用のごく丈夫なブーツ。くるぶしの上までの深さから、ふくらはぎの真ん中くらいまでの深さのものまであり、鳩目を多くとり、丈夫な紐で留める形式のものが多い。全体に荒いステッチ・ワークをほどこし、底も厚く出来ている。現在では本来の作業用ばかりでなく、その機能性を生かしてラフなカジュアル・ブーツとして多くはかれる。


ワ−ドロ−ブ(wardrobe)
原意は衣装ダンス、衣装棚のこと。転じて「持ち衣装」のすべてを言う。自分が持っているコ−トから肌着、アクセサリ−ズまでの衣装、服飾品のすべてを意味する。また、アイビ−・ワ−トロ−プのように、ひとつのファッションに関する必要なすぺての品々を言うこともある。


ワープ・ニット(warpknit)
「たて編み経編」のこと。ニットの組織は大別して「たて編み」と「よこ編み」に分けられる。たて編みはたての方向へ糸を積み重ねて編み地を作り、よこ編みはよこの方向へ積み重ねて作られる。より平坦でカッチリしており、伸縮性も少ない。ワープは「たて糸」の意味で、「よこ糸」はウーフ woof またウエフト weftである。なおたて編み機にはトリコット、ラッセル、ミラニーズ機の種類がある。


ワン・タック(one tack)
スラックスの前部のスタイルでタックが一本とられたもの。ほどよいフィット感を腰に与える。昭和40、50年代はノー・タック、平成へ入ってからはツー・タックが流行している。


ワンピース・カラー(one-piece collar)
シャツの衿型の一種。見ごろから一枚衿で続いているタイプ。イタリアン・カラーの別名。


ワンピース・ヴァンプ(one-piece vamp)
ヴァンプだけで出来たごくプレーンなスタイルの靴。紐留めで黒の革のそれは、現在の典型的なトラディショナル・シューズだとされている。


ワン・ポイント・マーク(one point mark)
一点だけを強調した飾りのこと。キャラクター・ブランドのポロ・シャツの胸に付くそれは代表的なものである。また靴下のサイドにも多く見られる。


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